子供の夢を応援したいけれど、苦労はさせたくない。子供の夢をつぶさない育て方。

夢を応援

子供には大きな夢を持って欲しい。夢を叶えて欲しい。

そう願う一方で、やっぱり苦労はさせたくないなぁと感じてしまうのが親心。

親のひと言で、子供の夢は大きく広がることもあるし、しぼんでしまうこともあります。深い傷になってしまう場合も。

子供の夢をつぶさないようにするために、親には何ができるのでしょうか。

親の顔色を伺って夢を語る子供がいる

幼稚園のころから、お決まりのように聞かれる「将来の夢」。

最初はお花屋さん、パン屋さんなど、おままごとの延長のような夢をあげていた子供たちも、だんだんと身近な憧れを夢に抱くようになります。

ソニー生命保険株式会社が行った、中学生が将来なりたい職業のランキングです。

男女ともに、ゲームや動画投稿などのクリエイター系がランクインしていますね。芸能人やプロスポーツ選手なども人気のようです。

このような夢を聞いたとき、大人の反応ってどんな感じでしょうか。

「叶うはずがない」

そんな顔をしていないでしょうか。口では「なれるといいねー」なんて言いながら、「どうせ無理」という心が透けて見えてしまうような顔。

たしかにクリエイター系の仕事に就くのは難しく、夢を叶える人は一握り、その中で成功する人はもっと少ないです。

収入も不安定なイメージがあり、なるべくなら自分の子供に目指してほしくないと考える親が多いのではないでしょうか。

子供はそんな親の顔をよく見ています。

親の影響力が強すぎる家庭だと、自分の夢を語る時、親の反応を伺うようになります。自分の叶えたい夢ではなく、親が喜ぶ夢を語るようになるんです。

自分の夢にふたをして、そのまま腐らせてしまう子もいます。

一旦はふたをしたとしても、どうしてもなりたいという思いが爆発して、親と喧嘩になってしまう子もいます。

子供のためを思うなら否定はしてはいけない

私自身も、小説家やイラストレーターになりたいという夢をほのかに抱いていました。

でも、親にはなかなか言えません。

「医者になりたい」「薬剤師になりたい」

そう言うと母が喜んでくれるのがうれしくて、ずっと本当のことを言えずにいました。

でも、高校の進路相談の前、「本当はイラストレーターになりたいから美大に行きたい」と親に打ち明けたんです。

両親は激怒。ずっと本当のことを言わなかったせいで、親は「娘が急に馬鹿なことを言い出した」と思ったようです。謝るまでの1週間、私は父親から無視され続けました。

いまでは「娘に苦労させたくない」という親の愛だとわかります。

本気で努力したことはないし、勉強から逃げたいという気持ちが少しありました。それも親はお見通しだったのでしょう。

私の親のやり方は正直、よかったとは思えません。

このできごとはかなりのトラウマで、その後も人生の節目節目に私は親の許可なしでは動けなくなり、やりたいことを正直に打ち明けるたびに親に反対され、自分の気持ちにふたをしてきました。

親子の縁を切れば、親が死んでくれれば自分の願いは叶うだろうかとドス黒い感情が膨れ上がる瞬間もありました。

親がどんなに子供のためと思っても、伝え方を間違えてしまえば伝わらなくなってしまいます。親子の関係に亀裂が入ることもあるでしょう。

自分の夢に自信を持ってもらうためには

親の顔色を伺って夢を語るような子には、夢を叶える力はありません。子供には自分の夢に自信を持ってほしいものです。

そのためには、やりたいことを全力でやらせてあげることが大切です。

好きだという気持ちが強ければ、どんどん打ち込んでいくうちに実力もついていくでしょう。もしかしたら才能が開花するかもしれません。

もし無理であったとしても、一生懸命やりきって、自分で納得してあきらめたほうが気持ちはすっきりします。

子供ですから、興味はコロコロと変わります。そのたびに「やっぱり続かなかったじゃない」と否定するのではなく、その好奇心を認めてあげましょう。

夢を叶えるには下積みが必要なこともあります。ひとつの夢に全力で突き進んだほうがいいかもしれません。

でも、いろいろな夢を持ち、さまざまな視点で世界を見ることも、とてもいいことです。

興味が移ろいやすい子は「このままフラフラと将来の夢が見つからないんじゃないか」と心配になりますが、むしろ逆。

世界が大きく広がっているので、いままで自分が見聞きしたものから自分が本当になりたいもの、やりたいことを見つけることができます。

まずは否定することなく、子供のやりたいことをやらせてあげる。そこから夢を見つけてもらいましょう。

数々の経験をして、最後まで残ったもの。そこに夢のヒントがあるはずです。

子供の夢を手放しで応援できないときは

そうは言っても、子供の考えは大人からするとハラハラすることもあります。

一度決めたら「自分にはこの道しかない」と思いがち。大きな夢を語りながら、実は将来の自分の選択の幅を狭めてしまうこともあります。

専門高校に行ってから自分の本当にやりたいことに気づき、途方にくれる子もいます。

遠回りしてでも自分の夢に突っ走ればいい。それくらいであきらめてしまうくらいなら大した夢ではない。

そりゃそうですが、やっぱりなるべく選択肢の多い道を進ませてあげたいものです。

でも、夢を否定し、無理やり別の方向へ目を向けようとすれば心をくじいてしまいます。反発したり、ふさぎ込んでしまったりする子もいるでしょう。

親がしてあげられるのは、夢にたどり着くための問いかけと環境づくりです。

まずは夢を語った裏の思いを知ること。

どうしてそれを目指したいのか。どうやったらなれるのか。どうしてそう思ったのか。

夢や目標は、人生の目的を達成するためにあります。人生の目的っていうのは、自分が生きる意味みたいなものですね。

人生の目的なんて言うとちょっと壮大な感じですが、ぼんやりと「人の役に立ちたい」とか「人を幸せにしたい」とか「人を笑わせたい」とかなんとなくあると思います。

問いかけていくうちに、自分の本当にやりたいことが見つかったり、やりたいこととなりたいものの微妙なずれに気づいたりします。

そうやって徐々に自分の夢の軌道修正をしていく手助けをしてあげましょう。

ただし、大人の意見を押し付けてはいけません。答えは子ども自身が見つけるのです。

子供のやりたいことに気がついたら、関連する知識を身につけたり、体験したりするサポートをします。

いろいろな生き方があると気づかせ、子供の視野をガッと広げてあげましょう。

広くなった視野の中から、どんな選択をするか。それは子供自身が決めること。

自分のやりたいことを深く考え、さまざまな知識や経験をその身に蓄えた子供は、力強く夢へと進んでいけるでしょう。

子供の夢のために親ができることは3つ

夢へ向かう道

子供の夢のために親ができることはまずは3つ。

  • やりたいことを全力でやらせてあげる
  • 夢の裏にある思いに気づかせてあげる
  • 視野を広げる環境づくりをしてあげる

気になる方向に進み始めても、何も言わずに刺激的な体験を増やしてあげましょう。

力強く自分の夢に向かって走り続ける背中を、そっと見守ってあげる。これが親にできる最高の応援です。

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