一時預かりはかわいそう? 一時保育が子どもに与える影響と利用時の注意点。

3歳の娘が幼稚園へ通うようになり、「下の子を預けてきてください」と言われる機会が増えました。

基本的には義母に預けているのですが、仕事を抜けてきてもらっているので、いつもというわけにはいきません。

たまに託児を利用すると、託児中は目新しいおもちゃへの好奇心からか機嫌よく遊んでいるものの、その日は後追いがひどくなります。2日連続で託児になってしまったときには、かなり情緒不安定になったのを感じました。

一時預かりは子どもにとって悪影響なのでしょうか。

子どもにとってストレスになるのはどちらか

「下の子を預けてきてください」と言われるときには、「どうしても預けられない場合は、おんぶしてください」と言われることがほとんど。「絶対に何がなんでもダメ」というわけではないんですね。

じゃあ、一時保育に預けずに連れていけばいいのか。

私はこちらの方が子どものストレスになると思います。歩きたくてジタバタしている子どもを、抱っこ紐でくくりつけて行事に参加することになるんですから。子どもにとってもストレスだし、自分もイライラしてして気持ちに余裕がなくなってしまいそう。

そうなるくらいだったら預けた方が子どもにとってもよいのではないかと私は思うのです。もちろん、必要最低限の回数に絞ったうえでのことにはなりますが。

預ける子どもの月齢にもよる

個人差がありますが、子どもはママと離れても割りと平気な時期と離れるのが不安になる時期があります。

  • 6ヶ月まで⇒ママと離れても割りと平気。
  • 7~9ヶ月ごろ⇒人見知りの時期。ママ以外は嫌。
  • 1歳ごろ⇒目新しいものを見つけると夢中になれる。
  • 1歳半ごろ⇒ママ至上主義。「ママがいない」「置いていかれた」を理解して泣く。
  • 2歳すぎ⇒泣いたとしても自分なりの折り合いをつけられる。

人見知りの激しい7~9ヶ月ごろとママ至上主義の1歳半ごろは、なるべくママと一緒にいたい時期。この期間に一時預かりを利用するのはかわいそうだと思えるかもしれません。

ちなみに、「人見知りを克服するために少しくらい預けた方がいいんじゃないの」という人もいますが、私はこれには反対です。人見知りはママ以外の人を認識できるようになった証拠であり「見知らぬ人への恐怖と興味の間で起こる葛藤」です。悪いことではありません。

「見知らぬ人への恐怖」を感じているわけですから、無理にママからひきはがすのは酷です。できる限りママ以外の人と触れ合う時間を作ってあげるのはいいと思いますが、ママと一緒にいる状態の方がいいでしょう。

“一時”だから負担になる可能性

保育園や幼稚園と違って“一時”のことだから負担になるという考えもあるようです。

少し古いのですが、『ほいくespressivo>』というサイトに保育士さんの目から見た「一時保育、一時預かり」の記事がありました。

短時間の一時保育でお子さんがどこまで保育所に慣れるか?と言われれば、ほとんど慣れずに泣いて終わるでしょう、と私は答えます。いきなり厳しいですが、家庭で過ごしているお子さんが見知らぬ場所で知らない人たちに囲まれて、泣かずに過ごせるなんてことはほとんど考えられません。(中略)
見知らぬ場所の見知らぬ人に預けられたら自分の子どもはどうなるのか?を想像してください。お子さんは一体、どんな反応を示すでしょう?にこにこ笑ってその場で遊べるでしょうか?お母さんに手を振って別れてくれるでしょうか?

ほいくespressivo>『◆一時保育、一時預かり』(2004/8/29)

こう書いている一方で、職場復帰で保育所にお子さんを預けるママにはこう呼びかけています。

できれば保育所に預けられる子どもを可哀想だとは思わないでください。子どもたちはお母さんの気持ちに敏感に反応します。可哀想だと思われれば可哀想な子どもの顔になります。明るく元気に「お母さんは仕事頑張ってくるよ、あなたも保育所で元気に楽しく過ごしてね」と手を振ってほしいと思います。

ほいく<espressivo>『◆はじめての保育所』 (2003/7/14)

ずっと保育園に通っている子どもは保育園に慣れることができます。保育士との信頼関係を築き、お友達もでき、楽しく保育園に通える子も出てくるでしょう。

でも、一時預かりはそうではありません。慣れてきたところでママの迎えが来るというのがほとんど。一時預かりの先生が決まっている施設だったらまだいいですが、そうでない場合は、行くたびに初めましての人に預けることになります。

大人でも初めての場所で初めての人に会うのは不安です。一時預かりで知らない人に預けられることは、子どもにとってかなりのストレスになるのは間違いありません。

一時預かりをするときの注意点

ただでさえストレスになってしまう一時預かり。なるべく子どもに負担をかけないようにするために注意点がいくつかあります。

  • はじめは短時間からスタートする
  • 眠くなる時間をねらって預ける
  • 慣れている場所での一時預かりを検討する
  • 離れるときにはママが不安な顔をしない

はじめから長時間の預かりはやはり子どもにとってかなりつらいもの。最初は1時間からスタートするなど、少しずつ慣らしてあげましょう。

眠くなる時間帯をねらって預けるのも手。ちょうどそんな時間帯に預けられるとも限らないので、預ける前になるべくいっぱい運動させて、お腹をいっぱいにしておいてあげると眠気を誘うことができます。

預かり先も、慣れている場所を選ぶといいです。いつも行っている子育て支援センターに併設されている一時保育とか。“初めて”の環境を減らすことが大事です。

子どもと離れるときはママがにっこり笑って「あとで迎えに来るからね」と言ってあげましょう。ママが不安な顔をしていると子どもも不安になります。後ろ髪をひかれますが、泣いていても戻らないこと。泣けば戻ってくると思うと、すごい勢いで泣き出してしまいますから。

「一時預かりはかわいそう」と思うママこそ預けてみよう

最近では一時預かりの理由に「ママのリフレッシュ」なんてのもあるくらい、ママのストレス解消は問題になっているようです。

「一時預かりなんてかわいそうだわ」

そう思うママほど、子どものことを考えすぎてがんじがらめになってはいないでしょうか。たしかに子どもにとって一時預かりはストレスになります。でも、ママが壊れてしまっては子どもに一時預かり以上のストレスを与えることになるかもしれません。

一時預かりはどうしても夫や実家にまかせられないときの最終手段。あまり長時間、頻繁にならない程度に使ってみてはいかがでしょうか。

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