防災グッズは持ち歩くのがおすすめ。持ち歩き用と家に置いておく用を分けて考えよう!

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地震や台風の時などに備え、防災グッズを用意している方も多いはず。

でも、家に置いてあるだけでは外で被災した時には困りますよね。

ふみ
かといって、いっぱい持ち歩くのは重いよ……

普段から持ち歩いていた方がいい防災グッズをまとめてみました。あまり荷物を増やしたくないという女性の方でも、これだけは持っておくと安心です。

ふみ
家の中に置いておいた方がいい防災グッズもあわせて紹介しますね!

普段のバッグを避難袋にして最低限のものを持ち歩く

避難袋を別に用意すると、モノの量は増えてしまいます。

だから、普段のバッグを避難袋にしてしまうといいです。

避難袋には被災当日を乗り切るための1次避難袋と、ライフラインが復旧するまでに使うための2次避難袋があります。

最近では、外出先から家や避難場所までの0次避難袋という考え方もあるそうです。先日も「0次の備えに防災ポーチを持とう!」というチラシを見ました。

ふみ
私はいつも使っているバッグを1次避難袋と思って必要最低限の防災グッズを持ち歩くようにしています!

ミニマリストはバッグの中身もミニマム。

財布と鍵とハンカチだけなんて身軽な人もいますね。

でも、それだけでは災害時には不安。

いろいろな防災講座を受けて、これだけは必須だと感じているものを厳選してあげてみます。

  • 飲料水
  • おやつ
  • マスク
  • タオル
  • LEDライト(ヘッドライト)
  • 防犯ベル、笛
  • モバイルバッテリー

飲料水・おやつ

マイボトルを持ち歩くと、出先で飲み物を買わなくて済むので節約にもなります。

おやつは賞味期限が長めのもの、甘いもの、噛みごたえがあるものがおすすめ。

カロリーメイトやソイジョイだと味の種類も多く、ちょうどいいですよ。

マスク

防災時には粉塵がかなり舞い上がるのでマスクは重宝するんだとか。

そんなにかさばるものではないので、鞄にいれておきたいですね。

タオル

最近はトイレにハンドドライヤーがあるので、ハンカチやタオルを持ち歩く習慣がなくなっている人も多いですよね。

でも、タオルは何にでも使えるので持っておくと便利です。

一番使い勝手がいいのは細長いフェイスタオル。

いざとなったら三角巾やおむつの代わりにできます。

LEDライト・ヘッドライト

夜に出先で災害にあった場合、明かりがあるのとないのでは安心感が違います。

余裕があれば持っておきたいのがヘッドライト。

ヘッドライトは両手が空きますし、自分の目線と光の方向が同じになるので懐中電灯よりも使いやすいです。

トイレに行ったり、子どもを抱っこしたりするときにも懐中電灯だと邪魔ですもんね。

防犯ベル・笛

もしも閉じ込めにあったときのために音の出るものは必ず持ち歩くようにしましょう。

人間、本当に怖い目にあったときには声は出ません。季節によっては寒くて声がでないなんてこともあるかもしれませんよね。タイタニックでも最後にローズを救ったのは笛でした……!

救助を待つ間には体力温存のためにも、大声を出さずにいたいですよね。

ふみ
ヘッドライトと防犯ベル・笛はバッグにくくりつけておくと、とっさに手に取りやすいです

問題は見た目の悪さ。気になる人は、サイドポケットなどの取りやすい場所に入れておきましょう。

バッグの中で迷子にならなければOKです。

モバイルバッテリー

先日、台風で我が家も2日ほど停電を経験したのですが、やはりスマホの充電があるかないかは違いましたね。

ネットニュースやツイッターで情報やはげましの言葉が入ってくるのは安心できました。

モバイルバッテリーはひとつ持ち歩いて、いつでも充電できるようにしておいた方がいいでしょう。

常備携帯用・帰宅困難者対策セット

余裕があれば入れておきたいのが防災グッズがコンパクトに入っているセットです。

常備携帯用・帰宅困難者対策セット JKS-1500A
通販パーク

これ一つあればとりあえず一日はなんとかなるというセットですね。

それほどかさばるものでもないのでマザーズバッグに一つ入れておくといいです。

私が持っているのはこちらのセット。

救急セットなので普段の公園遊びでけがをしたときにも使えます。使ったらその都度、補充して持ち歩いていますよ。

説明書が全部英語なのが難点。

ライフラインが復旧するまでの2次避難袋

一旦、避難したあとに自宅に取りに戻るのが2次避難袋。

避難所に救援物資が届くまで、ライフラインが復旧するまでに使うものを入れておきます。

ふみ
我が家は自宅だけではなく、車の中にも同じものを入れたリュックを積んでいます

最低限必要なものはこの辺り。

  • 飲料水
  • 粉末のスポーツドリンク
  • ラップ
  • ティッシュペーパー
  • トイレットペーパー
  • 生理用ナプキン
  • 紙おむつ
  • おしりふき
  • 消毒ジェル
  • 非常食
  • トイレの凝固剤

家に置いておく用の水は2L入りなどでかまいませんが、持ち運ぶ用は500mlのペットボトルを何本か持っておきます。

粉末のスポーツドリンクを一緒にいれておくと、脱水症状がおきたときなどに重宝します。

ラップやペーパー類は何かと使いまわしがきくので入れておくといいですね。

ティッシュペーパーは箱から出し、トイレットペーパーは芯を抜いてフリーザーバッグに入れておくとかさばらないで済みます。

用途の多いものを優先的に用意

防災グッズは用意しすぎるということはありません。

場所や予算が許すのであれば、なるべくたくさん持っておいた方がいいです。

「備えあれば憂いなし」なんですね。

ただ、物を持たない生活を目指しているから、そんなにモノは増やしたくない。

そんな人はいろいろなことに使えるグッズを優先的に用意すべきです。

意外と使いみちが多く、圧縮すればそこまでかさばらないのが「紙おむつ」です。

紙おむつは子どもがいないとなかなか持っていないかもしれませんが、何かと使えます。

防災講座の講師の方は、子どもはもう小学生だけれど、備蓄品に紙おむつがあると言っていました。

紙おむつはトイレの代わりに使うのはもちろん、包帯代わりにして止血をすることもできます。

つけると結構あたたかく、寒さ対策にもなります。

意外な使い方としては、エチケット袋の代わりにするというもの。

不衛生な状況から、避難所では感染症がはやりがち。

オムツの中におう吐することで周りに撒き散らさず、手を汚さずに処理でき、感染を防ぐことができるそうです。

パンツタイプよりはテープタイプの方が使える幅が広がります。

4つくらいジップロックや圧縮袋に入れて持っておくといいですね。

食料や備蓄品はローリングストックで

普段から使う日用品や食料品などの消耗品はローリングストックにすると、量をある程度減らすことができます。

ローリングストックとは、備蓄品を多めに持っておき、古い方から使い、使ったら補充をしていくという方法。

食料に使うことが多いですが、トイレットペーパーやホッカイロなどの日用品でも使えます。

NHK そなえる防災のHP、「第4回  非常食の新たな備蓄法「ローリングストック法」を実践する」というコラムに書いてある方法が一番わかりやすかったのでご紹介します。

非常食は3日分用意するよう言われていますが、ローリングストック法で用意するのは朝昼晩3食を4日分、全部で12食分の非常食

家族の人数分買っておきましょう。

ローリングストック

毎月「非常食を食べる日」を1日決めておいて1食分食べ、その分を新しく買い足していきます。

1年12ヶ月続けると、元々買っておいた12食分はすべて食べ終わり、新しい12食分がストックされます。

非常食の量を一定に保てるうえ、消費期限1年のものを持てばいいので非常食の幅が広がります。

わざわざ3年も5年も持つものを探す必要がないんですね。

『さとうのご飯』などご飯パックの賞味期限は10ヶ月で、ちょっと期限が足りないのですが、2ヶ月くらいなら許容とも言えます。

アルファ米よりもご飯パックのほうが断然おいしいので、非常食にできたらうれしいですよね。

ご飯パックに限らず、いままで非常食にするにはちょっと消費期限が短かったようなものも非常食に加えることができます。

意外と大事なのがトイレの凝固剤

トイレの凝固剤を避難袋に入れているという家庭も多いですが、実際どのくらいの量が必要か知っていますか?

救援物資の届く避難生活を7日と仮定します。

一人あたりトイレの回数は平均7回。

4人家族の場合

4人 × 7回 × 7日 = 196回

簡易トイレを毎回交換した場合は200枚近く必要になるんです。

多少は使いまわしができますが、いつまでトイレが使えないかもわかりませんし、被災時はお腹を壊してしまうことも考えられます。

多めに用意しておくといいですよ。

うちは『簡易トイレ SANYO80(80回分)』を2つ購入しました。

20cm × 21cm × 10cmでかなりコンパクトなので、思ったよりもクローゼットでかさばることもないですよ。

最低限必要なものは自分でストックしよう

ミニマリストはストックを自分の家には持たず、スーパーやコンビニを倉庫代わりに使うという考えがあります。

ですが、災害時にもその考え方をすることはできません。

災害時にはモノは圧倒的に不足します。

被災地だけではなく、県外でもトイレットペーパーが店から姿を消すほど。

そんな状態で本当にスーパーやコンビニがあるから大丈夫だと言えるでしょうか。

防災講座で印象的だったのが「避難場所で一番いい位置を確保するのは若くて体力のある元気な人だ」という話。

避難に時間がかかるお年寄りや子ども連れが避難場所に着く頃には、隅っこの寒い場所やとても狭い位置しか空いていないのだそうです。

同じことはスーパーやコンビニでも起こるのではないでしょうか。

普段から災害用品を買いにいける人たちがスーパーやコンビニに殺到し、お年寄りや赤ちゃん連れの世帯に必要なものが渡らない事態になってしまうのではないでしょうか。

スーパーやコンビニの商品、支援物資は本当に困っている人のもとへ行ってほしいと私は思います。

備蓄品や防災グッズは、4人家族1週間分を用意すると押入れ半間分にもなるそうです。

ミニマリストの方からしたら、とんでもないとひっくり返ってしまうような量かもしれません。

でも、その用意が自分の命だけでなく、めぐりめぐって物資を必要としているさまざまな境遇の人たちの命も救うのです。

必要最低限、自分たちが必要なものだけは蓄える。自分たちのためでもあり、ほかの人のためでもある。そういった気持ちで備えていきたいですね。

別のブログで防災についてもっと記事を書いています。参考にしてみてください。

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