片付けが進まない。こんまり流片付けの手順にひそむ落とし穴とは。

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こんまり(近藤麻理恵)流の片付けでは、手順が大事。

服、本、書類、小物、思い出のもの。この順番で進めないと片付け祭りは失敗するとこんまりさんは断言しています。

とくに思い出の品は絶対に最後。どの片づけ本でも思い出の品は徹底して最後にした方がいいと書かれています。捨てるのがとっても難しいからです。自分のときめき感度があがって、捨てる捨てないの区別がつけられるようになるまで手をつけてはいけません。

でも、「思い出の品」ってなんですか? よく言われるのは写真とか子どもの作品とか。たしかにそのあたりは誰にとっても思い出かもしれません。

“あなた”の思い出の品ってそれだけですか?

ママにとっては子どものもの全ては思い出

子どもの写真や子どもの作品は捨てがたい思い出の品。けれど、子どもに関する思い出の品って実はもっともっとありませんか?

子どもの服、おもちゃ、絵本、食器、哺乳瓶……子どもの成長を見守ってきたすべてのものが、大切な大切な思い入れのあるものではないですか?

とくに乳幼児のころのものはとっても小さくて、「生まれて初めて」という特別なラベルが貼られるもの。なかなか捨てられませんでした。

服、本、書類、小物の順番で片付けをしていると、途中で子ども関連のものが出てきてしまい、私はどうしても手が止まってしまうのです。

食器を捨てられなかった理由

私は食器を片付けているときにも作業の手が止まりました。

陶芸にはまっていたころに作ったお皿、夫と初めてペアで買ったお皿、子どもたちの初めての離乳食をよそったお皿……お皿って意外と思い出がつまっているんですよね。

とにかく手が進まなかったのが、実家の母が持たせてくれたお皿です。

実家で食べた料理の記憶。結婚が決まってから、私に持たせる食器をうれしそうに段ボールに詰めてくれていた母の笑顔。次から次へと情景が浮かんでくるんです。

実家で過ごした日々を懐かしんでじんわりと涙が出そうになり、私にとっては食器も思い出の品なのだと気がつきました。

思い出の品の定義は人それぞれ

思い出のつまった品というのは人によって違います。服かもしれないし、本かもしれない。

だから、順番通りにやっているはずなのにどうしても先に進まないという場合は、もしかしたら思い出の品が多く含まれているのかもしれません。

思い出はモノ全てに宿っているもので、そんなこと言ったらどれも捨てられない。何もできない。

そう感じるかもしれませんが、思い入れの度合いはまた違いますよね。自分の中でどうしても迷いが出やすい、思い入れの強すぎるカテゴリがあると思うのです。そういったものは後回しにした方がいいです。

見当たらなかった場合は、書類とか機械のコード類とかどう考えても思い入れがないところからスタート。書類や機械など事務的な作業に使うものは必要、不必要の判断がしやすいです。

とりあえず思い出箱に放りこもう

もし、自分の思い出のカテゴリがよくわからなかったら、ひとまずこんまり流の順番でやってみてください。

やっているうちに思い出品が出てきたら、それらをとりあえず思い出箱に入れて後回しにするという手があります。

こんまりさんの本では、趣味の陶芸作品、中学時代のセーラー服などは思い出品にカテゴライズしています。でも、これって、食器や服にカテゴライズしている人もいますよね。

私も、陶芸作品は実生活で使っているものがあるので、食器にカテゴライズしていました。だから、食器を片付けているときに迷ってしまったんです。服の片付け中にも、小学校のときにクラスのみんなで作ったTシャツが出てきて判断に困ったものです。

思い出に邪魔されて片づけが進まないと思ったら、すべて思い出箱に入れておいて、ときめき感度があがった最後にまとめてやる。そういった方法も可能です。

手順は大事だけれど、こだわりすぎず臨機応変に

捨てる作業の途中でどうしても手が止まって困ってしまうことがあります。そんなときは、自分に合った順番で作業をしていないのかもしれない、と思い直してみてください。

基本的にはこんまり流の順番でこなしていけばまず大丈夫。服、本、書類、小物、思い出の順番です。多少、順番が前後したとしても、思い出の品が最後というのだけは鉄則です。

ただし、くりかえしになりますが、何を思い出と捉えるのかは人によって違います。順番にしっくりこなかったら、自分なりにカスタマイズしてみましょう。

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