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子どもがおもちゃを全然片付けてくれない。
悩ましいですよね。どうしたら片付け上手な子になるんでしょう。
「小さいうちからしっかり片付けさせるなんて無理だよなぁ……」と思いつつも、何もしないままでは片付けができるようにはなりません。
私は「ちゃんと片付けなさい!!」とガミガミ言われて育ったものの片付けは一向にうまくならず。
ダメ出しをしないとかタイミングよく褒めるとか、テクニック的なことはいろいろありますが、一番大切なのは当たり前のことでした。
子どもだけで片付けができるようになるには時間がかかりますが、1~2歳の「ママの真似をするのが大好き」な時期のかかわり方が大事なんです。
親が片付けられないと、子どもは片付けられない
『「片づけが苦手な子」が驚くほど変わる本』という本を読みました。
「片付けが苦手な子」が主語になっていますが、片付けられる子になって欲しいと願いながら、自分も片付け方がわからないママへ向けて書かれた本です。
これを読んで痛感したのは、「親が片付けられないのに、子どもが片付け上手になるはずがない」ということ。
子どもが片付けられない原因はいろいろあります。
- ママがいつも片付けてくれる
- 出しっぱなしでも何も言われない
- 片付けしにくい収納になっている
- 片付け方がわからない
共通しているのは、子どもが原因ではないということです。
どれも親が環境を整えて、片付け方を教えてあげればできるようになるんですよね。
3歳の娘は幼稚園でおもちゃをお片付けしています。
でも、家ではなかなかできない。
だって幼稚園では子どもが片付けをする環境が整っているからです。
- 自分でお片付けするように言われる
- 出しっぱなしだと「片付けようね」と言われる
- 収納方法が明確
- やり方がわからなければ先生がしっかり教えてくれる
子どもが変わるためには、まず自分自身の部屋の片付け方を振り返る必要がありそうです。
キレイな部屋のスタンダードを教えるのも大事
『「片づけが苦手な子」が驚くほど変わる本』には、具体的に部屋を片付ける8つのステップが書いてあります。
片付けの仕方はどの本も基本的には変わりません。
いるもの、いらないものに分けて、保管したり処分したり。
でも、キレイな部屋にする目的のひとつに、他とはちょっと違うものがありました。
子どもをスッキリと整った部屋で育てるのは、大切な「しつけ」にもなります。
お片付けは「しつけ」なのです。
お片付けの方法を教えることはもちろんですが、親が部屋をきれいな状態にしておくことそのものが「しつけ」。
散らかった部屋で育つと、子どもはいるしかその状態が当たり前になってしまいます。すると、モノが多すぎるのが当たり前、片付いていないのが当たり前……そんな大人になってしまいます。
部屋がキレイ、スッキリと片づいているというのがスタンダードだという感覚を身につけさせてあげましょう。
親が部屋のスタンダードを作る。そのとおりだと思います。
たとえば、コーヒーメーカーって持っていますか?
私、持っていない人がいるというのを知らなかったんです。実家にあったから。
初めて一人暮らしを始めたときからいままで、当たり前のように持っていました。
義母もコーヒーが大好きで、夫の実家にもコーヒーメーカーがあります。
だから、結婚してからもコーヒーメーカーを買うことに夫婦揃って疑問を抱かなかったんですよね。
将来、子供の部屋に置かれるものを決めるのは、間接的には親なんだとつくづく感じました。
置かれるものだけではありません。
キレイな部屋とは何か。その基準も親が作るのです。
スッキリきれいに片付いた部屋ってどんな部屋なのか。
そういった状態で過ごすとどんな気分なのか。
それは家庭で教えてあげないといけないことです。
汚部屋に暮らす先輩に聞いたことがあるのですが、ダイニングテーブルにモノが置かれた状態に慣れていると、お皿の真横にモノが置かれていてもまったく気にせず食事ができるそうです。本や新聞の上にお皿を置いても何も感じないことも。
「少しは片づけなよ」って彼氏に言われて片づけたものの、片づけたつもりの部屋を見た彼氏に「だから片づけなよ!」って怒られたこともあるそうです。
逆にスッキリした部屋で過ごしていれば、自然に片付けようという気持ちが働くようになります。
モノが積まれたテーブルでの食事は絶対に無理だと感じるようになるでしょう。
床にモノが置かれている、何か落ちているという状態にモヤモヤして床にあるものを片づけるようになるでしょう。
人が生活していれば、部屋は汚れることもある。おもちゃが散らかることもある。
でも、節目節目でリセットして、キレイで片付いた状態に戻るものであるということを教えてあげたいです。
1~2歳でママの片付けの真似からスタートしよう
子どもに片付けを教えるのは1~2歳から。
ただ教えるというよりはママの真似からスタートさせます。
1~2歳くらいの時期っておままごとなどママの真似をするのが大好きな時期。
ママのやることに興味が向いている時期に楽しく片付けを教えてあげるといいんです。
おもちゃを収納する場所を明確にして、ママの真似をしながら片づける。
それを習慣づけることで3歳くらいで自我が芽生え「なんでも自分でやりたい!」という気持ちになると、自分で片付けができるようになります。
当たり前のことが一番難しい
子どもは親の背中を見て育つ。親が片付けられないと片付けられるようにはならない。当たり前のことです。
わかってはいても、ついつい「片付けなさい!!」って言っちゃうんですよね。自分も片付けられないくせに。
当たり前のことが一番難しい。
まずは自分が片付けられるようになること。
子どもにケンケンガミガミ言う前に、自分の普段の生活を振り返らないといけません。
そういえば、娘は誰に教えられたわけでもないのに、何かをこぼすと床を拭きます。
1歳を過ぎたころから。私が汚れた場所をこまめに拭くからです。
こんな風に、親が使ったものを元の場所に戻したり、いらないものはごみ箱に捨てたりしていれば、子どもは自然と真似してくれるはずです。
ある程度の年齢になったら、やりたいことが優先でなかなか動かない子も出てくるでしょう。
でも、きれいな部屋の基準を持っていれば、「片付けないといけないな」という意識は頭の片隅に残ります。
どういった声がけをすれば子どもが片付けられるのか考えるのはそのときになってからでいいのではないでしょうか。
大事なのは、親が片付けをしている姿を見せること。
自分が片付け上手になって、子どもにお片付けの方法を自信を持って教えてあげたいです。