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子どもが生まれてから夫の思いやりのなさが気になります。
「ありがとう」という言葉が出てくるのは年数回。
無愛想な顔で家にいるかと思えば、何もせずにゴロゴロ。
自室から漫画を持ってきてはそのまま放置。鼻をかんだティッシュをその辺にポイッ。服はもちろん脱ぎっぱなし。
でも、思いやりのない人の特徴を考えてみたら、夫へのイライラの対処法も見えてきました。
夫に対して思いやりがないと感じているときは、自分も夫への思いやりを失いがち。お互い思いやりを持って気持ちよく過ごすための考え方をまとめてみました。
思いやりのない人の特徴
- 自己中心的で自分が大好き
- なんでも人まかせ
- 「ありがとう」「ごめんなさい」が言えない
自己中心的で自分が大好き
基本的に自分が一番。自分が楽できればなんでもいい感じです。
自分が中心なので、急に飲み会に行くのも自由だし、何時に帰ってくるのかも伝えない。
休日の予定は自分で決めたい。
できれば寝てたいけれど、妻と子どもだけでどこかに行くのはちょっと嫌。自分の都合でぶらっと出かけたいこともある。
飲み会の話はこんな記事も
妻がどんなに疲れていて、寝不足で、肩や腰がバッキバキであったとしても、「俺(の方が)仕事で疲れてるんだよねー」。
( )の中身が聞こえます。
「俺はがんばってる」「俺は悪くない」「俺が一番」言わなくても聞こえる感じ。
仕事で疲れているのはわかるし、働いてくれているのことに感謝はしている。でも、ちょっと悲しくなります。
自分のことが優先なので、
- 人の状況には無関心
- 自分に置き換えることができない
という特徴もあるのかなぁと思います。
妻がどんなに疲れているのか、自分が同じ立場だったらどう思うのかが理解できないし、想像すらしないのです。
なんでも人まかせ
脱いだものを散らかしっぱなし、ゴミを出しっぱなしなのは、妻が片付けてくれるだろうという意識の現れですよね。
この辺りは育ってきた環境も関係してくるかなぁと思います。
義実家に行くとそれがよくわかるんですよ。
義実家はごみ箱がキッチンに一つ。
リビングテーブルでお菓子を食べたりして出たごみはテーブルに置いておいて、誰かが立ったついでに捨てに行くんです。
家の中で一番よく動くのは義母なので、たいていは義母が捨てに行くことになります。
旦那はずっと祖父母と一緒に暮らしていた7人家族の末っ子。祖父母には溺愛されていたと聞きます。
ゴミに限らず「誰かがやってくれる」が身についてしまったのかなと。
「ありがとう」「ごめんなさい」が言えない
ツンデレだからというのもあるかもしれませんが、「ありがとう」「ごめんなさい」は言いません。
「そんなこと言わなくてもわかってるだろう」って言われます。
ありがとうって言ってくれなくて、悲しい、やるせない、さみしい、むなしい、なんていう私の気持ちは言わなくてもわかってくれているんでしょうか……。
感謝の気持ちや罪悪感を持ってはいるらしいんですよね。
たまに手紙をもらうこともあります。「ママには感謝しています」って。
でもそれを表に出すことができないので、こちらが思いやりを感じることができないんですよね。
思いやりがない人への対処法
まず考えてみたいポイントは結婚前から「思いやりがない人だ」と感じていたのか。
思いやりがないと感じるのは、
- もともと思いやりのかけらもない人なのか
- 「家族」になったら変わってしまったのか
この2つって実は大事なところなんです。
どちらにしても旦那様の本質は変わっていません。
人に対する思いやりの量はたぶん結婚前も結婚後も一緒です。
ただ、結婚したら思いやりがなくなってしまったなぁって感じたのだとしたら、それは妻に対しては思いやりを出さない人なんです。
「家族」になったから。
いままでは「恋人」、他人であるという壁があった。
好かれていないといけない、嫌われてしまったら終わってしまう関係だという恐れがあった。
いまは「家族」という枠に安心しているのです。多少のことは許されると。
こう考えると、めちゃくちゃ悪いことではないんですよね。
むしろ信頼感の現れだと考えれば喜ばしいことです。
でも、まぁ腹立つもんは腹立つわけで。
思いやりがないと感じる部分は自分のこだわり
自分が他人に感じる嫌なところって、みんなが嫌だと思っているわけではありません。
「あの人って感じ悪いなぁ」って思うような人でも、人によっては「とってもいい人」って言う。
もちろん親密度による違いもあります。
でも、初対面であっても人によって印象が違うことってあります。
初対面同士でグループ分けするときにも、なんかだいたい同じような印象の人でかたまったり。
人は自分との共通点を他人に見つけて、その人自身の評価を決めるからです。
自分の嫌な部分、ダメだと思っている部分、できていない部分を他人に見つけると、そこが気になって仕方がない。
自分が嫌だと感じている、自分が絶対に許せないものを持っている人だから、嫌になってしまうんです。
思いやりがないと感じるのもそのひとつ。
自分が「こういったときには人に思いやりを持つべき」という思い込みがあるから、期待された対応が戻ってこなくて嫌になってしまうんですね。
前にあげた「思いやりがない人の特徴」にも実は私の基準が現れています。
だからもしかしたら「この基準あってる?」って感じた人もいるかもしれません。
それはそれで自分のものさしが違うのだと思うので、自分がモヤっとした瞬間を覚えておくといいと思います。
自分にも自己中心的になってしまう”思いやりのない”ときがたくさんあって、そのたびにイライラしたり、自己嫌悪に陥ったりしてしまいます。
それを当たり前のように平気でやられるから余計に腹が立つんですよね。
「君も自分が悪いと気がついてくれよ!」って思っちゃう。
とりあえずこちらは「ありがとう」と言ってみる
自分の欠点を治すのは大変。
人の欠点を治すのはもっと大変です。
だから、いい意味であきらめるのも手です。
人は嫌なところを見ると、そればっかり見てしまいます。
次から次へと「あれも嫌、これも嫌、そういえばあのときもこうだった」って浮かんできて、もう本当に大っ嫌いになってしまう。
嫌な部分には目をつぶり、小さな感謝を見つけます。
そして素直に「ありがとう」と言ってみる。
「思いやりのない人に感謝なんかしたくないよ!」って思いますよね。
でも、自分のためです。
「ありがとう」という言葉には不思議な力があって、幸せを引き寄せるんだそうです。
「ありがとう」は「有り難し=めったにない珍しいこと。貴重なできごと」。「ございます」は存在を表す言葉。
だから「ありがとうございます」だと「めったにないできごとがあります」ということ。
何度も口に出すと言霊効果で、ありがたいできごとが増えていくんだとか。
言霊なんていうとスピリチュアルな話で信じがたいかもしれませんが、「ありがとう」って言う方も言われた方も悪い気持ちにはなりませんよね。
どうせならいい言葉を口に出してみた方がハッピーになりそうです。
夫に感謝できるようなことを探し回るうちに、いい部分がどんどん見つかっていくかもしれません。
ささいな感謝を見つけられるようになると、幸せ感度もあがります。
小さなことでもお礼を言うようにすると、「あ、こんなことでも感謝されるとうれしいな」って夫も気づいてくれることも。
ひとつも見つからなければ、
- 仕事に行ってきてくれてありがとう
- 今日も無事に帰ってきてくれてありがとう
- 子どもを愛してくれてありがとう
- 生きていてくれてありがとう
などなど、とりあえずそんなことでもいいのでは?
普段うっとおしいなぁって思っていても、実際帰ってこなかったら不安になるじゃないですか。
会社の近くや通勤路で事故があったら心配になりますよね。
旦那が無事に帰ってきたら私の不安や心配を取り除いてくれてありがとうです。
本当に何も感謝できないって人はいないと思うんですよ。
何かしら一緒にいる理由がなければ離婚していると思うので。
夫と離婚しない理由を考えて、まずはそこに感謝してみてはどうでしょうか。
私の場合「なんだかんだ大好きだからだよ!!」ってのもあるんですけど、それならそれで「大好きだよ。一緒にいてくれてありがとうね!!」でもいいかなぁと。
口に出していうのが照れくさかったら、別の言い回しで伝えても。
感謝の気持ちをこめて発したひと言は相手に響きます。
本の内容は「おおう、私はこれほどではない……」と思うくらいで、私はびっくりしてしまったのですが、この部分は共感できました。
夫にめちゃくちゃストレスを感じて、本気で離婚が頭をよぎっている人は読むとスカッとするかもしれません。
子どもの反面教師にしながら一緒に育てる
自分の子どもが結婚して、奥さんから「思いやりのない人!!」って言われてたら悲しいですよね。
義両親には大変申し訳ないのですが、夫はこうやって育ててはいけないという指標になります。
もちろん全否定しているわけではありませんよ! 夫に思いやりのない部分を見つけたら、そうならないように注意していこうというだけです。
まず子どもが変わります。子どもがきちんと育つだけでもママは楽ですよね。
子どもが変わると、夫も変わってくれます。
いいお手本を見せないといけなくなりますから。
子どもが「パパ、ちゃんとやらなきゃダメだよ!」って言い出すことも。さすがに子どもに言われると夫も動きますよ。
大事なのは、こうやって子どもに間接的に言ってもらうこと。
ママが直接「パパのこういったところがダメ!」と言ってしまうと、子どもはパパを尊敬できなくなってしまいます。
ママのほうが尊敬されている現状
「私ばっかりやってる」「でも、自分でやらないんだから、私がやってあげなくちゃ」
そんな風にウダウダ考えているよりは、家族が一人でも自立してくれた方が自分も楽ですよね。
今までママがやっていたことを自分でやってくれたら、どんなささいなことでも「ありがとう」ということ。
「私のために自分のことは自分でやってくれてありがとう」「私を楽させてくれてありがとう」と思えば、少し気持ちがスッとします。
前項でも述べたように「思いやりのない人」には自分基準が含まれます。
子どもを自分の思い通りに育てようと強く思いすぎないように注意が必要です。
自分まで思いやりのない人になる必要はない
たまに、夫の思いやりの無さに腹が立って、旦那に意地悪というか腹いせをしてしまう人を見かけます。
それって、かなりもったいないことだと思います。
思いやりのない人になりたくないから、思いやりのない人に腹が立つんですよね。
なら、自分が思いやりのない人になったら余計につらいのでは?
腹いせをした瞬間は気が晴れるかもしれないけれど、罪悪感が湧いてきてしまうと思うんです。
自分が悪者になる必要はありません。
自分だけでも思いやりのある人間になりましょう。
「こんなにやってあげてるのに」と思うから見返りを求めてつらくなる。
そうではなくて、私自身が思いやりのある人間でありたいと思うからやるんです。
ほっと一息ついて、相手を思いやる気持ちを持つと見えてくるものもあります。
心にゆとりがないと、思いやりってなくしてしまいがちですから。
夫に対して「思いやりがない!!」ってイライラしているときは、自分も夫に対して思いやりをなくしているのかも。
自分がゆったりした気分になるために、夫にもゆったりした気分になってもらいましょう。
「ああ、夫も私を思いやるゆとりをなくしてしまっているのかもしれない。今日はゆっくりお風呂に入ってもらおう」って。
すっきりした顔でお風呂から出てきた夫に冷えたビールを差し出せば、いつもの無愛想な表情も少し和らいだのがわかります。
言わないけれど、その緩んだ顔が夫の感謝の気持ち。そう思えば悪くない。
夫との会話のきっかけにもなりますよね。
考え方によっては「いつまでも服を脱ぎっぱなしにする夫を、片付けができないまま大人になってしまった人だと思って自立させる」というのも立派な思いやり。
そういう価値観なら「脱ぎっぱなしにせずに洗濯カゴに入れて欲しい」と主張することも思いやりです。恐れることはありません。
思いやりを持ってくれない夫を思いやる。
なんだかしゃくに触るけれど、自分がなりたい自分、誇れる自分になることが一番。
それが、自分で自分を思いやるということ。
周りが自分を思いやってくれないと嘆いたときこそ、自分だけでも思いやりの心を忘れずにいたいですね。