嫉妬でイライラ。他人が羨ましいという気持ちに押しつぶされないためにできること。

「同じようにやっているはずなのに、なんであの子の方がうまくいくのかしら」

羨ましいという感情に飲まれて、苦しい思いをするのはよくあることです。

ただ、その感情をうまくコントロールできないで暴走させてしまうと「繊細チンピラ」になってしまう可能性があります。

繊細チンピラにならないためには、羨ましいという感情で心がぐちゃぐちゃにならないようにするにはどうしたらいいのでしょうか。

羨ましい感情が強すぎる「繊細チンピラ」

まずは、「繊細チンピラ」について説明しますね。

2017年5月11日にフジテレビ『ノンストップ!』で取り上げられ、お昼にはツイッターのトレンドワードになっていた言葉なんです。実は2013年からネット上にある言葉で、「羨ましい」「妬ましい」という感情と関係があります。

繊細チンピラとは「自分に欠けている何かを持っている人の無自覚な発言に対し、勝手に自慢と受け取り激昂する人」のこと。

たとえば、ゴールデンウィークに家族でピクニックに行ったことをツイッターでつぶやいたら、「働いている人の気持ちも考えてください」「幸せアピールですか?」などと返信を飛ばしてくる人を指します。

2013年9月12日『トゥギャッチ』に掲載された記事で広まり、ネット上では密かに有名な言葉のようです。

☆『トゥギャッチ』の記事はこちら → 『ネットの進化とともに増加する”繊細チンピラ”とは?

繊細チンピラは、自分より幸せな人の投稿を読むと、自分は自慢を読まされた”被害者”だと思い込みます。だから「傷つくのでやめてください」「弱者の気持ちも知ってください」と訴えます。

自分は繊細で傷つきやすいので、あなたの無神経なツイートで傷つけないでください、と。

「羨ましい」という感情が強すぎて、人の幸せを必要以上に妬み、相手を攻撃してしまう人なんですね。

ツイッターという匿名性も関係しているとは思いますが、「羨ましい」と感じすぎてイライラするの誰にでも起こりうること。隠れ繊細チンピラに、自分もなってしまうかもしれません。

「羨ましい」と感じる理由

なぜ人は他人を羨ましいと感じるのでしょうか。

自分よりも優れた人を見たときに「ふーん」で通り過ぎることもあれば、「すごい!!」と感動することもあります。

「羨ましい」「妬ましい」と感じる時の違いとは何なんでしょう。ポイントは2つです。

  • 知らない人の幸せ
  • 手が届きそうで届かない幸せ

知らない人の幸せ

仲良しな相手の幸せだと素直に喜べることがありますよね。

さきほどのゴールデンウィークにピクニックに行った例で説明します。自分にゴールデンウィークの休みがなく、家族で外出はできなかったとします。

仲のいい友だちが「うちはピクニックへ行ってきたよ」と言い出したら「いいなー!! うちは行けなかったよー。楽しかった?」などと返しますよね。

羨ましいとは感じます。家に帰って夫に「○○ちゃんちはピクニックに言ったんだってー、うちも行きたかったなー」くらいは言うかもしれません。

でも、相手を攻撃したいと思うほどの妬みはないですよね。ピクニックがどんな感じだったのか、話の続きを聞いてもいいとさえ思えます。

では、まったく知らない人だったらどうでしょうか。

ひとりスーツ姿で電車に揺られていて、目の前の家族連れが「ピクニック、いえーい!!」とか言っていたら、「うるせぇな、こちとら仕事だよ!」と思うかもしれません。

その人が普段はとっても不幸で、たまたま幸せな部分が見えただけだとしても、そんなことはわかりません。

よく知らない人の自慢話は、幸せな部分だけが強調されて見えるので、余計にイラッとしてしまうのです。

手が届きそうで届かない幸せ

羨ましいという思いは、自分には持っていないものを人が持っているときに起こります。

この「持っていないもの」は、自分がどうしても欲しいものでしょうか。手に入れられないことで”我慢“をしているのでしょうか。

“我慢”をしているというのは「自分も手に入れられる可能性があるのにできない」状態。”我慢”しているかどうかが、妬むか妬まないかの分岐点になります。

先程のピクニックの例で言えば、ピクニックに行きたいのに”我慢”しているから羨ましいんですよね。

「手が届きそうで届かない」という例はほかにもあります。

私は塾講師をしていたとき、生徒にこんな話をしました。

数学のテストで、

  • 毎回30点止まりのA君
  • いっつも90点を取るB君
  • 30~40点くらいを取るC君

がいたとします。

ある日、テストでA君はいつも通り30点を取りました。

ところが、B君はなんと100点、C君は50点。

A君が羨ましいと感じたのはどちらでしょうか。

答えはC君です。

B君には「すっげぇ!! マジで100点!? すっげぇ!!」と感動すらしますが、C君の50点には「なんでお前、そんな点数取ってんだよ……」と勝手に失望します。

本人にはもちろん「すごいじゃん」って言うと思いますけどね。

A君にとって、いつも90点を取るB君は自分には手が届かない存在です。自分がなれるとは思っていないので、羨ましいと感じることはなく、憧れや尊敬の念すら感じます。

でもC君は自分に近い位置にいて、今回C君が取った50点は少し頑張ればA君にだって取れるかもしれない点数です。だから羨ましいと感じてしまうのです。

羨ましいと思った時の対処法

よく言われるのが「羨ましいという感情は自分を成長させるチャンスと思おう!」

先程、羨ましいという感情は「手が届きそうで届かない幸せ」に対して起こると言いました。「自分には手が届くはずなんだから、頑張ろうよ!」みたいな話ですね。

これって言われてどうですか?

素直な人は「そうか、なるほど!! 頑張ろう!!」って思えるかもしれません。でも、思えない人も多いです。

「羨ましい」「妬ましい」という自分の中のドロドロとした汚いものを、そんなキレイな言葉でうやむやにされると腹が立つんです。

本当は自分でわかっているから。

自分には手に入れられるはずなんだけど、それに向かって努力するなんて本当は面倒で嫌なんです。

そこを自分の中で折り合いがつけられずに、「努力するなんて面倒で嫌だ」と感じている自分を「繊細」という言葉でコーティングして人を攻撃するのが「繊細チンピラ」です。

では、繊細チンピラ化しないためにはどうしたらいいのでしょうか。

よく寝る

羨ましいの語源は、「心(うら)」+「病む」なんだそうです。病気なんだと割り切ってみるといいかもしれません。

だいたい精神的にやられているときは、睡眠不足が原因です。寝ましょう。

自分にはいらないものだとあきらめる

いさぎよくあきらめてみてはどうでしょう。手が届くと思っていたものは、本当は手が届かないものなのだと。

それだけだと救いがないですから、「本当に私の人生にそれって必要なの?」って問いかけてみます。

ゴールデンウィークにピクニック、数学のテストで50点……自分の人生、それだけじゃないです。

ただ、いろいろなことをあきらめすぎると、自分には何もないと落ち込んだり、自己成長がなくなるのでほどほどに。

自分の方が恵まれていることを探す

いまの自分を見つめ直してみましょう。

「私の方が幸せな部分はないの?」って。

絶対あります。

羨ましいという気持ちに隠されて見えなくなっているだけです。掘り起こしてみてください。

逆のことを考えると見つかることがあります。

たとえばゴールデンウィークに休みの人って、祝日は休みだけどほかのところで休みを減らされてますよね。

その人たちが働いている日に自分が休みの日が絶対あります。ブラック企業でもなければ絶対。

そういうときに思いっきり「ヒャッホゥ!」してやればいいんです。

その人になった自分を本気で想像してみる

ゴールデンウィークにピクニックに行ったママは素敵な思い出ができたかもしれません。

でも、朝早起きしてお弁当作って、子どもの荷物持って、子ども追いかけ回して、家帰ってきたら疲れてゴロゴロしている家族を尻目に自分は夕飯作って風呂わかして……疲れる!!

50点を取ったC君。

お母さんに怒られて、ゲームのアダプターを隠されて、漫画を没収されて、ひたすら勉強していたのかも……つらい!!

相手の立場に立ってみると、幸せの裏につらい何かが見えてくることがあります。

大切なのは「否定しないこと」

 

羨ましいと思う自分を否定することはありません。

羨ましいと感じることで、自分が本当に欲しいものが見えてきて、成長することもあります。

でも、幸せに暮らしている人のことも否定してはいけません。

自分にはないものを持ってるんだから否定くらいさせなさいよ? ……ゆっくり寝てくださいね。

専業主婦の私は、働いているママのことを羨ましいと感じることがあります。私は本来、働くことが大好きなんです。詳しくはまた記事にしたいと思ってますが、本当に羨ましかった。

でも、働いているママのことを本気で想像したら、「あー、私には無理。羨ましいと感じることすら恐れ多いわ、すみません!!」と働いているママを尊敬するようになりました。

ただ、働いていない私も好きですよ。これはこれで楽しい。

働いているママは逆に専業主婦の私を羨ましいと感じているかもって思うこともあります。

みんなそれぞれ、みんな違う人生、違う幸せ。否定し合うのはやめましょう。

羨ましいという思いすら受け止めて、自分にしか得られない幸せを見つけてみましょう。

そのためのヒントをこれからも伝えていきたいと思っています。

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