この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
家の中までは入れなくても、玄関先に人を招くことってありませんか。
外で立ち話もなんだからとか、宅配便で重い荷物を玄関に置いていってもらったりとか。
わが家は田舎なので、鍵を開けておくとインターホンを押さずに入ってくる人もいます。
子どもたちに順番に靴をはかせている間、玄関のドアが開け放たれて、中が丸見えってときも。
春先には恐怖の家庭訪問もあります!!
子どもがいると部屋の中がぐちゃぐちゃで、もちろん玄関先も散らかりがち。
片付けが苦手で汚部屋歴が長い私でも、ぱっと見きれいな玄関を半日で作り出した方法をお伝えします。
玄関片付け・掃除の手順
見られてもいい玄関にするための片付け・掃除は3ステップです。
- 写真を撮って玄関を客観的に確認
- 玄関から見える部分を徹底的に片付け
- 臭いを消すため換気
うちはこの3ステップで家庭訪問前に半日で玄関を片付けることができました。
写真撮影をして片付ける場所を確認
玄関に入ってくる人の視線をシミュレーションして写真を撮ってみましょう。
- ドアを開けてすぐ
- 一礼したとき
- 玄関の上がりの部分まで来たとき
- 上がりに座ったとき
- 帰るとき
こんなところでしょうか。
片付けをするときに写真を撮るというのはかなり有効な手段です。
客観的に部屋を見ることができるので、ほかの部屋も片付けたいところはバシバシ写真撮影してみるのがおすすめ。
とくにドアを開けてすぐの視線はかなり重要です。第一印象がすべてです。
ぱっと目につくところを徹底的にきれいにします。
玄関から見えるドアは開けっ放しにしてチェック。閉めておけば安心ではありません。
子どもは急にドアを開けます。こちらの都合なんておかまいなしです!
うちは玄関からダイニングキッチンと洗面所、トイレが見えるという、片付けられない私にとってかなり厳しい間取り。
なんでこんな間取りにしてしまったんだろう……と思いつつ、おかげでダイニングキッチンや洗面所は割りとキレイです。
写真を見ながら、散らかって見えるところを片付けていきます。
玄関から見えるところを片付け
床置きをやめてみよう
まずは床に転がっているものをお片付け。これは基本ですね。
玄関先にはバッグや宅配便の段ボール、ゴミ袋など、意外と物を置く人が多い印象。片付けられるものは徹底して撤去!
ゴルフバッグやサッカーボールなど趣味の物を置いてある場合もありますね。
汚部屋に住んでいると気にならなくなってくるのですが、訪問者にとっては結構気になるもの。思い切って別の場所へ収納するようにしましょう。
いますぐにどうするか決まらなくてもOK。「移動させるか処分する必要がある」と頭の片隅に入れておくことが大事です。
まずは玄関をきれいに整えてみて、それから解決策を考えてみましょう。
片付けが得意な方は「後回しにするから片付かないんです!」って言うんですけど、まずは「一箇所でもきれいにできた!」という達成感を味わってからでも私はいいと思ってます。
玄関以外の場所でも、ひとまず玄関から見える場所の床にはものを置かないことを普段から徹底します。
死角になっている部分がぐちゃぐちゃであっても。
将来的には家全体を片付けるのが目標ですが、小さな範囲からコツコツと。
三和土の靴は靴箱へ
三和土に靴が置いてあったら靴箱の中へ。すぐに外に出られるように一足だけは出しておいても。
消臭スプレーをシュッと吹きかけて臭い対策も忘れずに。収まりきらないようだったらいくつか処分を検討します。
棚の上にもなるべくモノを置かない
終わったら今度は棚の上です。
必ず見られるのが靴箱の上なんです。
基本的には何も置かないこと。センスに自信が無いなら絶対にものを飾ってはいけません。
センスがない人ほど、いろいろなものを飾ってごちゃつきます。私のことです。
お花をドンッとひとつだけ飾るようにすると、手軽に玄関が華やかになるし、いい香りが玄関いっぱいに広がるのでいいですよ。写真は余計なものまで飾ってますが。
よくやってしまいがちなのが、家族写真をずらりと並べること。私もやってたんですけど。
でも、いっぱいモノが置いてあるといっぱいモノを置きたくなるんですよね。
だから家族写真を並べてたときって、その前にモノをガンガン置いちゃってたんです。それこそ写真が埋まるほど。
これは意味がないなぁと思って、写真はここぞというところだけに飾ることにしました。
逆に何も置いてないと何も置いちゃいけない気がして、きれいをキープできるようになりました。
玄関の掃除をしよう
床掃除
なんとなくものが撤去できたら、次に床掃除です。
まずはクイックルワイパーのようなモップか掃除機をかけます。あらかた大きなごみが取れたら、余裕がある日には水拭きしておきましょう。
うちは中性洗剤をつけて拭いたあとに水拭き、乾拭きをよくしています。汚れがひどいときにはここまでした方がいいです。
玄関の床って外から帰ってきて最初に足が触れる場所だから汚れやすいんですよね。
壁掃除
目立つ壁の汚れを拭きます。
うちは子どもがクレヨンで壁に落書きをしてしまうことがあるので、それらを消します。靴箱にもいつの間にかシールが貼られていたので剥がしました。
玄関の壁は靴を履くときに手をついたりするので、手垢がつきやすいです。
手垢が目立つなぁという箇所はごしごし拭いておきます。多少の生活感は仕方ありませんけどね。
巾木にほこりがたまっていないかもチェック。巾木とは、床と壁の間にある高さ10cmくらいの木の板部分です。けっこうほこりがたまります。
玄関先で座ってお話する場合、よーく目につきます。写真を撮ってみたら床にもまだ汚れが……写真撮影大事ですね。
壁と巾木の間にシリコンが使われているので、水拭きするとほこりがくっついて取れなくなるので注意。乾拭きして、黒くなってしまったらメラミンスポンジなどでこすりましょう。
三和土の掃除
床の掃除の仕方は三和土の種類によって違います。ツルッとしたタイルなら掃除機や水拭きでいいでしょう。
うちは石っぽいタイルなのでブラシでこすらないと汚れが落ちません。ほうきでささっとごみを払った後、水をつけたブラシでこすっています。
うちはよく子どもがジュースをこぼすので掃除が大変。
今から家を建てる人には声を大にして言いたい。ツルッとしたタイルにしておいた方が楽ですよ。本当に。
ドアとインターホンの掃除
ドアは内側の持ち手を重点的に。
入るときには家主がドアを開けるのでお客さんは持ち手には触れません(田舎はこちらが開ける前に客人がドアを開けることもありますが)、帰るときには客の方が持ち手に手をかけるはずです。
ドアの持ち手だけではなく、視線の動きも自分で確認しながら掃除をします。日本人は下の方を見る傾向にあるので、ドアの下の方をしっかり掃除しておくといいです。
意外と忘れがちなのが、玄関ドアの下側。
ドアを開けたこの位置でお辞儀をされるとよく見えます。土が溜まりやすいところでもあるので、こまめに掃き掃除、時間があるときにはしっかり水拭きしておきましょう。
あとは隅っことか。
インターホンやポスト、表札などもお忘れなく。一番最初に見たり触れたりするところですからね。けっこう蜘蛛の巣がはってたりします。
玄関から見えるドアを全部閉めてみる
最後に玄関から見えるドアを全部閉めて印象を確認してみましょう。
ドアを閉めることによって玄関が暗くなったり、なんとなく狭く感じたりするなら、最初から開けっ放しにしておいた方がいいですよね。
開けっ放しにすると、開けた先もきれいにしないといけないのですが、それに気づけば普段からきれいにしておこうという気持ちが高まります。
臭いを消すための換気
玄関って臭いがこもるんですよね。靴の臭いもそうなんですけど、料理の臭いとか。
うちは玄関開けてすぐがキッチンなので余計にキッチンの臭いがうつりやすいんですが、キッチンが離れていても料理の臭いって意外とします。
玄関先で話してて「あ、今日このうちカレーだわ」って思う家あります。うちや旦那の実家もキッチンが家の奥なんですが、玄関まで香りがしてきますね。
まずは臭いの原因を取り除くことが一番。
靴を消臭するとか、キッチンの排水口は毎日掃除するとか。これは日々のお掃除の積み重ねになりますね。
あとはなんといっても換気です。
玄関のドアと、できるかぎり対面にある窓を開けます。
風を通すことで空気を入れ替え、臭いも一緒に吹き飛ばすことができます。
朝の涼しい時間帯なら虫が出にくいです。蚊は暑い時間帯には日陰で休んでいますので、日中でも意外と平気。夕方は虫の活動が活発になるのでやめましょう。
玄関だけじゃなく部屋の中も片付けよう
私が大好きなこんまりこと近藤麻理恵さんは、部屋の様子は玄関でわかると言います。汚い部屋は淀んだ空気が玄関に漂っていると。
宅配便の配達員も、いろいろな玄関を見ているので「こういう玄関のお宅に住んでる人はこんな人」ってなんとなくわかるんだとか。
ベテランの先生は家庭訪問で玄関を見るだけで、その子の家庭での様子を感じ取ることができるとも。
家を片付けられない人は、玄関だけをきれいにしていても、どこかほころびが見えているのかもしれませんね。でも、玄関のきれいをキープできれば、徐々にそれをほかの部屋にも広げていくだけです。
わが家も玄関をきれいにするようにしたら、ほかの箇所がきれいにできるようになってきました。玄関から見える部屋から徐々にきれいを広げていきたいです。