子どもが吐くほど泣く! 泣きすぎて吐く原因と対処法。

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我が家の子どもはかんしゃく持ちと言いますが、すごくよく泣くのですが、とくに困っているのが息子。

吐くほど泣くんです。

「あ~、泣いてしまったな……」と思ったら早めに落ち着かせないとすぐに吐いてしまいます。

小さい頃から食べた後によく吐く子だなぁとは思ってはいたのですが、それはおさまったんですね。でも、食べた後に何か嫌なことがあって泣くとケロケロケロ。

食べてちょっと経っていたとしても、泣きすぎて吐くことがしばしば。

今年から小学校へ入学したのですが、小学生になってもまだ吐いてます。

ふみ

もう外食するのも恐怖なんですが……

それでも最近はなんとか、

  • 吐かないようにする対処法
  • 吐いてしまった時の対処法

がわかってきたので、まとめて記事にしてみました。

泣きすぎて吐く原因は子供の身体のしくみ

子どもの胃の形は大人と少し違います。

大人の胃は入り口と出口がしっかりしまっているんですが、赤ちゃんの胃はよくとっくりにたとえられるような形をしています。喉から腸までほぼまっすぐ。大人になるにつれて入り口と出口がきちんとできて、形もくびれてきます。

赤ちゃんがミルクなどをよくケロケロ吐き戻すのはこの胃の形状のせいなんですね。

食道の長さもさほど長くはないので、すぐに食べ物が戻ってきてしまうんです。

子どもがすぐに吐いてしまうのは未発達な体の構造が原因のひとつといえます。

また、泣くことで舌の付け根が刺激され、咽頭反射を起こしている可能性もあります。

大人も胃カメラの時など、舌の付け根に触れるとおえってなりますよね。大人なら我慢できますが、子どもはまだその反射を我慢できないのです。

発達の問題で、低年齢での吐き戻しはある程度は仕方のないことかもしれません。

泣きすぎて吐かないようにするための対処法

何度か泣きすぎて吐く状況に遭遇していると「これくらい泣いたら吐く」というのがわかるようになってきます。

ふみ

ああああああああ、それ以上泣いたら吐く! 絶対吐く!!!

もうこの状態になると子どももママもパニックなんですよね。

吐く前の段階で子どもの泣き方が尋常じゃないので、もうなだめるだけですごく大変です。

泣き止ませる方法は子どもによって違うのですが、ある程度の年齢になったら泣いている原因をゆっくりと聞いてあげると泣き止むことがあります。

自分の気持ちをうまく言葉にあらわせないから「泣く」という表現方法を取っているんですよね。

こういった時、私はまず

  • 話を聞いてほしいか
  • 一人にしてほしいか

を子どもに確認するようにしています。

もし、うまくお話しできない、一人にしてほしい、と思っているときに無理に話を聞こうと思っても、逆に泣いてしまうんです。

なので、子どもの前に両手を出して「話を聞いてほしかったらこっち、一人にしてほしかったらこっちをタッチして」と聞いてみてはどうでしょう。

ふみ

うちの子は意外と「一人にしてほしい」を選ぶんですよ

一人にしてほしいを希望したら、その後は「そばにいてほしい」「少し離れたところにいてほしい」という選択肢を用意することもあります。

外だと泣いている子どもを放置しているように見えて焦るんですけど、子どもの希望を通しているので、グッと我慢。逆に早めに泣き止んでくれて助かることもあります。

落ち着いたタイミングで、泣いてしまった原因、何が泣けるほどつらかったのかを聞いてあげるようにします。

基本は泣かなくても済むようにしてあげること!

そもそも泣くことがなければ吐くこともありません。

泣かせないようにするためには、

  • 泣く原因を取り除く
  • 吐く前に気持ちを落ち着かせる
  • 泣く以外の感情表現を身に着ける

というように、泣きたくなるような状況を避けることと、いざ泣きたくなるような状況が来たときに泣かないようにする2パターンがあります。

基本的に泣きたくなるような状況を避けることって結構むずかしいですよね。子どもって何で泣くかわかりませんし、逆に「そんなこと言ったら泣いちゃうでしょ!」っていうようなやり取りは子ども同士で起こりがちです。

なので、吐く前に気持ちを落ち着かせてあげること、泣く以外の感情表現を身に着けることは大切なことです。

この辺りはことばの発達の問題もあるのですぐにはむずかしいのですが、結構吐くほど泣くときってパターンがあります。

そういった場面ごとに毎回きちんと泣いてしまった理由や本人の気持ち、希望などを聞いてあげて、こちらで

  • なるほど、○○な気持ちだったんだね
  • ○○してほしかったんだね
  • じゃあ、○○したら許してくれる?

というように代弁をしてあげます。

言い表せないことを大人が言語化してあげることで、次回からは泣くのではなく、言葉で表現できることも増えてきます。こちらも聞き取るときに「前回と同じかな?」という検討がつくので声がけが容易になります。

最初は大変ですけど、少しずつ積み重ねてあげるとだんだん回数や泣き止むまでの時間が減ってきますよ。

泣きすぎて吐いてしまった時の対処法

胃腸炎で吐いてしまった時は、次亜塩素酸ナトリウムなどで消毒する必要がありますよね。

でも、泣きすぎて吐いてしまった場合は感染症ではないので、消毒はしなくても大丈夫です。

普通に吐しゃ物を片づけて、手や口をゆすいであげましょう。必要であればお着替えも。

吐いてしまったことより泣いてしまった原因を確認

大切なのは吐いてしまったことを責めないこと。

基本的に吐くほど泣いたときは、落ち着いたかなと思ってもすぐまた泣きます。責めずに気持ちをしずめるのが先決です。

また、自分でも吐き気を抑えきれない状態なので、子どもを責めたところで何も解決しないんですよね。

子どもを余計に追い詰めてしまうので吐いてしまったら「あー、吐いちゃったねー」くらいで吐いたことは事実として受け止めて、泣いてしまった原因の方をしっかりと確認してあげるようにしましょう。

もし、泣いてしまった原因の方に何か反省すべきことがあったら、そこはしっかり「ダメだよ」としつけをします。ダメだということでまた興奮して泣きだしてしまうこともあるかもしれません。

ただ、ママの方で「この話をすると泣くんだな」というのはわかっているので、吐いてしまう前よりはゆっくりと丁寧にお話ができるはずです。

ここで負けてしまうと、また同じことを繰り返してしまうことになります。失敗する・叱られるような原因は取り除いてしまいましょう。

前項でもお話ししましたが、吐くほど泣くのを原因から解決しておくのは大切なこと。しかも、それがしつけにつながることならきちんとしておく必要がありますね。

泣きすぎて吐くのは何歳まで?

月齢が低いママにはちょっとがっかりさせてしまうかもしれませんが、小学1年生の息子はいまだにケロケロ吐いています。

息子の場合は少し癖になってしまっているところもあるかなと思うので、

  • 泣く時に吐くという癖がなくなる
  • 泣く以外の感情表現が身につく

という対処法でおさまるはずです。

泣くときに我慢できる、感情をうまく表現できるのは小学校中学年~高学年くらいから。

小学校高学年くらいまでは続く子もいるということですね。ただ、中学生で泣くほど吐いた、吐くほど泣いたというのはなかなか聞かないので、遅くとも小学生のうちにはおさまるのではないでしょうか。

あまりにも続くようなら過度なストレスになっていないか確認を

高学年になってきても吐くのが続くようだと、なにか過剰なストレスがかかっているかもしれません。

泣くほど吐くのはどんな時なのか記録するようにしてみてください。

  • いつ
  • 誰に
  • どのようなときに
  • どんなことを
  • 言われた/された

父親に叱られた時だけ、などちょっと限定的な条件なら、そこに原因があります。恐怖の元な何なのかを確認してあげましょう。

必要に応じて、プロのカウンセリングを受けてみた方がいいこともあるかもしれません。

中には自家中毒(周期性嘔吐症)になってしまっている子もいます。

自家中毒とは、過度な心配、緊張、興奮状態の時に、急に吐いてしまうものです。

不安感が強い心配性の子に多く、発表会とかイベントごとの前に起きることがあります。
だいたい幼稚園くらいの子に多くて、小学校高学年くらいまでには減ってきます。

ふみ

症状が落ち着かないようだったら病院に相談して、吐き気止めなどをもらってきましょう

吐くほど泣く子は成長をゆっくり見守ってあげよう

吐くほど泣くこは少し繊細さんも多いです。

少しのことに過敏に反応してしまうんですよね。

「なんでそんなことで泣くんだよぉ」と思うようなこともあるんですけど、そこで叱ってしまうのは何の解決にもなりません。

泣くというのも大事な感情表現のひとつですし、泣くことしか表現方法がなかった赤ちゃんから、だんだんと言葉で説明ができるようになってくる過渡期にある子どもたち。

まだまだうまく自分の気持ちを言語化するのはむずかしいものです。

ふみ

私もうまくお話しできずに言葉に詰まったり、泣きたくなったりすることはあるもんな……

吐くほど大興奮して泣くのはさすがにこちらも困ってしまうのですが、成長とともにおさまってくるものとして、うまく対処していけるといいですね。

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